いなみ

言うよ、だって

インサニティオブテンプルライスフィールド

俺は寺田心を常日頃から性的な目で見ているごく普通の男子大学生だ。今日は寺田心がよく遊びにくると噂の公園で待ち伏せしている。その目的というのが“生”の寺田心を見たいというのがまず第一にあり、その次にあわよくば死姦をしたいというのがある。最終的にはお付き合いに発展させていきたい。


と頭の中で思索を巡らせていたら本日の主役、寺田心ちゃん(11)がノコノコとやってきやがった。しかし、俺は喜べなかった。何故か…


寺田心の肉体から迸る『気』に圧倒されたからだ。そして何故か上半身裸でマネージャーと公園に来ている。顔付きもテレビやインターネットの画像で見るよりも明らかに濃くなっている。男塾の伊達みたいになっている。


寺田心「久々に来たなあ〜、ここ」


筋肉をムチムチさせながらマネージャーに話しかける寺田心の姿に俺は言葉を紡げないでいる。まさか、こんな隠された寺田心を見るとは思わなかった。俺はあの純真無垢な寺田心を見に来たはずなのに公園に来た寺田心は心くんとか呼べるような風貌ではなかったし、もう”寺田さん“って呼ばないとヤバいような寺田さんがそこには居ました。


寺田心「それじゃ、早速始めるか」


今から何をするのだろうか、もう何をしても驚きはしないだろうが…


寺田心「ここの砂、うめえな」


は…?あの国民的子役の寺田さんが公園の砂を食べている?嘘だろ…?何かの見間違いか…?そうだ、見間違いだ…。もう一度よく見るんだ…


寺田心「キュウリにかけて食うとうめえぞ、髑髏(多分マネージャーの意)、おめえも今の内に食っとけ」


髑髏「はい」


バリバリ食ってるわ、何なら砂と合う食べ物も熟知している…。マネージャーも普通に食べている…。夢だと信じたい。


寺田心「俺も長いこと子役をやってきたが正直な話、芦◯愛菜の乳頭をマジで見てみたいな?だって芦田愛菜って絶対に乳頭を他人に見せなさそうじゃん。そんな人に見せまいとしている乳頭を覆い隠している服を一枚一枚順に剥いで行って最奥にある甘美な響きをマジマジとみた後、微かな膨らみを堪能し最終的にはその出る杭に不時着したくないか?」


心?


寺田心芦田愛菜はかなりインテリジェンスな女子…いや女性だ。俺は彼女をもう一人の“女”としてしか見ていない。昔は同じ子役だから仲間でありライバル…みたいな薄っぺらい立ち位置を語っていたが今じゃもうそんな小さく空虚な言葉の範疇にはないんだよな。さっき、乳頭を見たいだの膨らみを見たいだの戯言を吐いたが俺はそれ以上に彼女の全てを奪いたいね、究極的には俺、寺田心寺田心の肉体を捨てて芦田愛菜になりたいな。俺は芦田愛菜という魔性に脳から骨の髄まで犯されちまってんだな。しかし悪い気はしねえ、俺が本気で取り込まれたいと思った女を無条件無抵抗で受け入れられるんだからな。余計な思考や行動を起こさずに無意識中に事を済ませれるんだからな。」


俺は気付いたら足を家の方へと向けていた。そもそも、人の情は移ろいやすいって言うし今から家に帰ってお気に入りのAV女優で一発したところで誰も咎めない。だけど、何なんだろうなこの感情は…少なくとも“良い”もんではないだろうな。今は整理が出来ない。色々な情報が押し寄せてきやがる。ただ真実というものは半永久的に追求できない形をしているらしい。






後日談






寺田心「帰ったら少し口輪筋を鍛えてみるか?どくろ」


きいたことのない部位を“鍛える”と言っていた心さんが一番怖かったです。本当に勘弁して下さい。