いなみ

言うよ、だって

躁鬱

前置き


最近、漢検のお勉強を始めました。(気分で“お”をつけるので今後付けません。多分。)周りの大学生にマウントを取るためなので此処からは先細り、続くとは思いません。が、取らざるを得ないので無理やり続けると思います。対戦よろしくお願いします。


−−−−−−


「君を待っていた。」


陽の当たらない席を確保している男がピザを食べながらそう喋った。


「よく喋れますね、口いっぱいにピザを頬張って…。」


「そうだね…これは君からみれば頬張っているように見えるが実の所は頬張っていない…ピザが口内を駆け回っているんだな。想像の付かない速さで。」


「…。」


男はそう言うと席を立ち店員に一揖してから私に近寄ってきた。


私は男の足に何かついていることに気付いた。


「(ピクルス…)」


「ふふふ…君は目敏いね…。足にポケモンパンのシール(トゲピーの名前の部分)をつけていることに気付くとは…。」


男は通りかかった子供の唇を奪いながらそう言った。その唇にマーキングする余裕を見せるところがその男の性格をそのまま表している。


「それじゃあ、本題だけど…。」


男は静かに喋り出す。


「君を”アイドル“にしたいんだ。」


「アイドル…?それはまた突然ですね。」


「嘘。」


「え…?」


その瞬間、男は忍の者かと疑うほどの速さで私との間合いを詰め太ももに触れてきた。


「よし、決めた。」


そう言うと男はその位置(A点)から丁度陰毛のかかる部分(B点)をその鍛え上げた腕で何度も往復し始めた。


「いいか?ここでは法は通用しない。俺が壊したんだ。多分。」


そう話す間も男は往復する。舐めるように。愛でるように。愛と、愛と相反する情を織り交ぜて何度もその行動を繰り返す。


「お前には分かるはずだ。」


私は…